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Step6: 発生

発生室へ移された蚕蛹からは徐々に黄色い子実体が発生します。子実体の形態は菌種によって様々ですが、津和野式冬虫夏草に用いられるサナギタケ(Cordyceps Millitaris)は1つの蛹から3~5本の太い子実体を出すのが特徴です。

子実体が頭を出してから、1ヶ月ほどの期間をかけて冬虫夏草を育てていきます。

冬虫夏草菌の接種から約2ヶ月が経過したころ、最大限に成長します。この時期の子実体は15センチ前後まで成長します。

冬虫夏草が分類される子胞嚢菌類という茸は子実体の先端部に胞子を蓄えたポケット状の袋をもっており、ここから胞子を飛ばした後は徐々に枯れてしまいます。そこで、当社の研究員が観察を絶やさず、胞子を出す直前のタイミングを見極めて、収穫を開始します。

>Step7: 収穫へ

  • 温湿度管理された発生室
  • 子実体の発生
  • 成長途中の子実体