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障害福祉サービス事業所「志津川福祉の園」と連携合意

[ ] 2014年03月07日
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小石丸の全齢人工飼料育に関して包括的な協業関係樹立へ

島根発(2014年3月7日)、2014年3月6日に株式会社にちはら総合研究所(本社:島根県津和野町)は、社会福祉法人山城福祉会 志津川福祉の園(京都府宇治市)と小石丸の全齢人工飼料育事業について、協業関係を樹立することで合意しました。

志津川福祉の園は数年前より生産事業として養蚕に取り組み、施設利用者による全齢人工飼料育の体制を整えてきました。今回、小石丸の全齢人工飼料育に係る継続的な需給関係を構築することで、養蚕事業の拡大と、知的障がい者の方々への就労の安定提供を目指してまいります。

複数種の成果物を受け入れ

にちはら総合研究所は、志津川福祉の園から、冬虫夏草の原料となる生きた小石丸の蛹の供給を定期的に受ける体制を構築し、供給は本年より開始されます。

その他に、にちはら総合研究所ならびに連携機関・組織で使用する小石丸の蚕種(蚕の卵)や、小石丸全齢人工飼料育に必要な人工飼料の原料全部あるいは一部の供給も段階的に受け入れを開始していき、養蚕に関する包括的な連携関係の構築を目指します。

「養蚕がとても得意な利用者さんや、集絹(繭を収穫する作業)が上手な利用者さんがいたり、養蚕事業の拡大によって(知的障がい者の方々の)収益が拡大していくのが望ましい(原専門監)」という志津川福祉の園の方向性と共同歩調を取りつつ、小石丸全齢人工飼料育の事業化に取り組んでまいります。

  • 左から、笠嶋園長、原専門監、佐伯東京支社長
  • 試験的に搬送される小石丸の蚕蛹
  • 集絹作業をする利用者(写真:志津川福祉の園提供)