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富岡製糸場、世界遺産登録が濃厚に

[ ] 2014年04月26日
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蚕業復興のステップとして期待

2014年4月26日東京発、ユネスコの諮問機関であるイコモスが、群馬県富岡市の富岡製糸場を世界遺産登録にふさわしいとの勧告をまとめました。これにより、「富岡製糸場と絹産業遺産群」が今年6月にカタールで開かれるユネスコの世界遺産委員会で登録される可能性が濃厚となったようです。

にちはら総合研究所は、富岡市や富岡市内の養蚕農家で構成される養蚕提携グループ「富岡シルクブランド協議会」の正会員であり、同グループが1年間に生産する生繭約4t強のうち、2.3tを調達しています。

「富岡市での春から年4回の収繭(しゅうけん:農家が生繭を収穫する作業)後の計量、引渡し作業は、富岡製糸場内で実施されている。そうした、現代の蚕業にもリンクしている富岡製糸場が世界遺産に認定される可能性が高いというのは、大変喜ばしく、また、富岡の養蚕の一関係者として、蚕業の復興の1ステップへとつながっていくことに大いに期待したい」(佐伯潤東京支社長)とコメントしています。

ニュースソース:NHK http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140426/t10014047271000.html (2014年4月26日最終検索)

  • 富岡製糸場に収繭した生繭を運び入れる富岡市の養蚕農家
  • 昔から使われ続けている収繭台
  • 富岡製糸場内で計量され、専用コンテナで津和野町へ発送される生繭