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昆虫工場での養蚕を開始

[ ニュース ] 2015年05月27日

BMF(Bombyx Mori Factory (Bombyx Moriは蚕の学名))=昆虫工場の事業化を進めるべく実証実験を進めるにちはら総合研究所では、今年の春蚕期の蚕が3齢に成長した時期をもって、BMFでの試験養蚕を開始しました。

BMFはすでに冬虫夏草の培養に用いられるTYPE-C(CはCulture(培養)の意)は稼働しており、このたびのTYPE-B(BはBreeding(飼育)の意)の実証実験によって、養蚕業の工業化を前進させていく予定です。養蚕業の工業化に伴い、以前は全国各地の農協などに居た養蚕指導員の激減や、養蚕農家の後継者不在によって消失していくノウハウ・技術を企業が代わって担保することが可能になり、日本の養蚕業の再興につなげていく、にちはら総合研究所の事業方針において、BMFは中核的な役割を果たします。

BMF TYPE-Bは植物工場の運用実績もあり、国内最大のプレハブメーカーである三協フロンテア株式会社との技術提携の下、今後最長3年の期間をもって事業化、技術移転を進めていく予定です。全国に450軒を下回る数しか残っていない養蚕農家の平均年齢が70台後半となり、今後ますます養蚕の維持が難しくなる上に、養蚕の鍵となる桑園の確保も難しくなっていく現状において、養蚕からの引退を決意した農家の近隣にBMF事業を技術移転することで、桑園を維持し、同時に養蚕を維持することは、耕作放棄地の回避にもつながる可能性が高く、にちはら総合研究所はBMFの開発を事業の中核に据えて継続的に研究開発を進めていきます。

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