2014年5月24日に開催の蚕慰霊祭の準備が着々と進行しています。要である蚕慰霊碑も完成が見えてきました。本年度だけでもおよそ270万頭もの蚕の命を頂く事業活動に際して、1頭1頭の蚕への感謝の気持ちを忘れないよう、この慰霊碑はデザインから素材収集、建立まで全て社員の手によってなされたものです。

本社敷地内に植えられた桑の木も勢いよく繁茂する季節が到来し、いよいよ本年度の養蚕シーズンが幕開けします。その中、完全国産で、安心安全な、冬虫夏草をご提供するべく、本年も社員一丸となって養蚕から培養まで全力で取り組んで参ります。

当社の原料調達の主力の一つである群馬県富岡市も、富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産登録が濃厚になったり、その富岡製糸場の紡績機械を製造した片倉工業株式会社創業の地である長野県岡谷市では岡谷市立蚕糸博物館が夏にリニューアルオープンしたりと、今年は何かと蚕業に明るい話題が多い年になりそうです。その中で、当社も我が国の蚕業に貢献するべく最大限の努力を続けていきます。